醸し人九平次のうすにごり。
この蔵が七年ぶりに出す生酒! という売り文句につられて、つい買ってしまった。生酒あんま好きじゃないんだけどなー。
火入れ出荷することを前提に酒造りやっている蔵が、あえて生酒を出すとしたら、どういう商品にするのだろうか、と気になった。
真桑瓜みたいな吟醸香。今のところはなまひねなし。ガスがけっこうあって、甘味強め。濁り感は薄いけど、清酒にはないボリュームと旨味はある。雑味なくてクリアだが、苦味はけっこうある。
うまい!
でも、ここの酒はなんでか知らないけど高い。以前買って飲んだ時にも、確かにおいしいとは思った。ただ、プレミア価格ではなく定価で買っているのだが、酒のスペックから想像できる原価からすると、かなり強気な価格設定だなーと感じる。
良い米使って、設備にも金かけて、粕を多く出せばもちろん普通より原価は上がるのだろうけど・・・・・・
あと、出している商品の名前がいちいちオサレ過ぎて、オサレアレルギーの僕としては、日に当てられた吸血鬼がごとく心にダメージを受けるので、反射的に買うのにためらってしまうのです。