瀬戸内のような、冬場乾燥する気候だと、枯らし期間中に白米水分が減っていく、なんていう話も聞くが、山陰地方とはまるで別世界のような感じがする。
袋の口を切っただけで次の日には白米水分は変わってるし、たった一段、米袋を積む段が変わったら、水分率が二パーセントも異なる。
米袋の中でも、外側に近い部分と中心部分で水分は結構異なり、限定吸水で厳密に水分率を管理しようと思えば、十キロずつ小分けにした米を一つ一つ測るしかないわけだから、もしやるとすればものすごくめんどくさい。気合の入った蔵には、それをやっているところもあるというが・・・・・・・。
いっそ、すべての米袋を、湿気を吸わないタイプにできたらなー、銭持ってる蔵はやっているんだろうか?
そもそも白米水分率を測っていなかった去年に比べたら、すこしはマシになっているはず、と思いたいが、まあ、新しいことを始めると、そのたびに新しい問題と戦わなければならない、という話。