孤独の発明

主に米作りとか酒造りについて

米袋

 今日は、八反錦50%中吟の本段、添の洗米があった。

 僕が勤めている蔵は全量委託精米だが、今年の八反錦50%精米は、精米後に湿気を通さないという袋に詰めてもらった。

 米は湿気を吸う際に割れるという話なので、湿気を通さない袋の方が良いという話は聞いていたが、実際どれくらい違いがあるんかいな、と思っていたけど、これは確かに良いものだ。

 普通の米袋に入れてもらった、同じ玄米の八反錦60%と比較しても、明らかに割れが少ない。

 それに、普通の米袋の場合、米袋の積んだ位置や、米袋の外側に近い部分と中心の部分でも白米水分が異なったりするが、吸湿しない袋のものはそういうムラが少ないために、限定吸水の際にもブレがほとんど出ない。

 一袋当たり百何十円か高いそうなので、全量は難しいだろうが、麹米とか、吟醸クラスだけでもこの袋を使えるようになったら良いのにな。