孤独の発明

主に米作りとか酒造りについて

山田錦の里

 帰省がてらに、観光。
 中国道経由で淡路島に向かう道中、兵庫県の東条で高速降りて、東条~吉川の山田錦特A産地をドライブ。
 吉川インターの近くには、「山田錦の里」という、道の駅があるので、立ち寄ってみた。
 施設名のわりに、別に内部は山田錦山田錦してる感じではなくて、普通の道の駅に、日本酒コーナーがやや広く併設されている感じ。
 山田錦の糀で作った味噌が名物らしいので、一応買ってみた。あと、僕が大好きな剣菱の「黒松瑞穂」を購入。剣菱の高級ランクは、島根でなかなか手に入らないんだよなー。
 一応、稲穂は並べて展示させられていたけど、ちょうど行われていた、地域の書道展の影に隠れて、すごく肩身の狭そうである。
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 愛山良いなー。作りたい。
 山雄は、たしか愛山の親だったっけ?
 兵庫雄町は、雄町の地方変種ではなく、たしか交配種だったとおもう。兵系酒18号はなんか知らんが種が手に入ったので昔作ってみたことがある。

 ところで、吉川の町では現在、地域の飲食店と手を組んで、特産の山田錦を用いた料理を提供しているらしい。
 個人的に一番気になったのは、山田錦を使ったチャーハンを提供している某中華料理店だったけど、今日は店が閉まっていたので食べられなかった。
 五百万石でも改良雄町でも、酒米アミロース値が高くパラパラしているので、チャーハンとかカレーに向いていると、個人的には思っている。間違いなく美味しいと思うし、一番米そのままの味に近いと思ったので、良さそうだとおもったのだが・・・・・・
 結局、道の駅に併設されている食堂で、豚丼を注文。
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 これは、山田錦麹で作った味噌と、酒粕を混ぜた床に漬け込んだ豚ロースをご飯に乗せた丼で、まあ普通に美味しかったけど、あまり面白くはなかった。
 というか、酒米を普通に炊いて食べるのが僕のちょっとした趣味だから、白米で食べられたら一番良かったと思うのだが。