孤独の発明

主に米作りとか酒造りについて

時間がかかる

 亀治と亀ノ尾は乾いたけど、なかなか品種特性の調査が終らない。
 脱穀して、もみすりして、心白発現率を調べ、千粒重を調べるだけで一時間くらいかかる。
 直売所の食味計にかけられるだけのサンプル(30gくらい)を作るのにも三十分くらいかかる。
 生育調査と品種特性のデータから文章作るのにも、さらに一~二時間くらい。
 来歴作るのも一品種に三時間くらいはかかっているから、品種一つの調査に少なくとも五~六時間はかかっているだろうか。
 田んぼでの田植えやら、生育調査やら、稲刈りやらの時間も加えると、たぶん九品種合計で百時間は軽く越えることになる。
 やったところで金になる訳じゃないから、サクッとやってしまいたいんだけど、それにしても面倒な仕事を作ってしまったものだと、若干後悔がないでもない。
 ジーンバンクから求められている、生育調査の提出期限が11月末なので、それまでに何とか形を作りたい。