孤独の発明

主に米作りとか酒造りについて

鰯の頭も

昨日節分だったから、鰯を焼いて食べたのだけど、はらわたが生焼けだったらしく、アニサキスにやられて一晩中悶えていた。 どうにか痛みは収まったけど、手足がしびれて寒気がする。休みたいんだけどなー。

明治時代

江戸~明治くらいにかけての酒とか稲作について調べているのだけど、この時代の稲作と酒はまさに国の基幹産業であって、現代のそれと比較するとリソースの振り方がすごい。 良くも悪くもこの時代に決まった大枠を、マイナーチェンジしながら現代までやってき…

生酒

広島の地酒やさんで、お酒を買ってきた。 今の時期は、新酒の生酒が多いので、せっかくだからと買ってみたけど、生酒って難しい商品だな、と思う。 最近は、極力絞りたてに近い生酒を出すために、酒蔵はいろいろな努力をしているわけだけど、それは酒の劣化…

帰ってきたヨッパライ。あるいは、酒米育種のこれまでとこれからの話⑤

① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ 種の変異は、遺伝子の突然変異によっておこる。突然変異の多くは、DNAの塩基配列に変異が起こったとしても見た目にはわからないような変異であったり、栽培する人間にとっては別に得でも損でもないような中立の変異であることが多い。ま…

干し芋

冬場の収入源の一つとして、干し芋でも作ったら面白いんじゃないかなー、とか考えて、試作品を作ったのだけど、なかなか思った通りにはいかない。 「普通においしい」くらいでは売り先に苦労すると思って、食べた人に驚きを与えるようなちょっとした工夫を施…

田んぼの雪

相変わらず、当地の冬とは思えないような気候が続いている。 朝晩の冷え込みはあるが、日中に晴れて気温が上がり、最高気温十度を超えるような日もしばしば。 先週末に降った雪も少しずつ解けて、田んぼを覗くと所々で土が顔をのぞかせている。 なんとなく、…

帰ってきたヨッパライ。あるいは、酒米育種のこれまでとこれからの話④

① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ここまでは主に暖地で栽培された西の横綱「雄町」を例にとった話が続いたので、すこし気分を変えて、寒冷地で名をはせた良質良食味の耐冷性モンスター、東の横綱「亀の尾」にも触れておきたい。 稲の栽培が始まったのは、中国の長江中流~下…