孤独の発明

主に米作りとか酒造りについて

縁の舞

 島根の酒米新品種の件で、農技センターやら県の担当者やら農協やらと話し合い。
 去年、古い酒米を見よう見まねで試験栽培してみたが、ちゃんとしたやり方での試験栽培を間近でみられるのは興味深い。
 新品種の栽培特性については、いろんなところで聞いてたから知っていたけど、酒米の作り方のことで、いままで疑問に思っていたことを聞けたので、勉強になった。
 新品種は、栽培特性の面でも酒造適性の面でも、けっして悪い米ではないと思う。ただ今後、栽培が広まらなかったり、できるものの品質が悪かったりすると、酒蔵にとっては使いにくい米になってしまう。
 品種を育てるというのは、農技センターが育種したところで終わるわけではないし、農家が一枚の田んぼで上手に米を作っただけで終わる話でもない。品種の価値自体を高めていく上で、初動は大切だと思うから、僕も微力ながらこの品種を盛り立てるために頑張っていきたい。
 でも、それにしたって、「縁の舞」って名前は・・・・・・どうもこう、パッとしないんだよなあ・・・・・・