孤独の発明

主に米作りとか酒造りについて

播種 芽だし

 本日播種。手動の種まき機を使った。播種機と覆土機兼用の機械だが、覆土の際の土の出方がやたらと少ない。六回くらい機械を通して、ようやく苗箱の四分の一くらい土が入った。プール育苗だと苗箱重くなるし、土少な目が推奨されているから、これはこれでよいのだけれど。
 播種の際にも、播種量の調整があまりうまくいかず、予定よりも少し播種量が増えた。乾モミ換算で、苗箱あたり110g程度。
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 露地プールも作ってみたが、これもなかなか悲惨な出来。
 スクリューアンカーとパイプでプールの型枠を作るつもりだったが、田んぼの下が石だらけでアンカーがまともに刺さらないという想定外の事態。
 無理矢理差し込んで形にしてみたけど、プールのビニールを留めるパイプの高さが高すぎて、用意していた農ポリでは幅が足りなくなってしまった。
 
 どうにかこうにかプールをでっちあげると、その上に播種し終えた育苗箱を並べ、潅水。苗箱の上に不織布を被せ、さらにシルバーマルチを被せて、トンネルを作る。
 シルバーマルチで日中の高温を防ぎ、不織布とトンネルで夜間の気温を保持する、という考えだったが、うまくいかなかった。
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 シルバーマルチは日光を反射することで地温を下げる効果があるが、完全に光を反射するわけではないので、素材のポリエチレン自体に蓄熱して地温が上がってしまう事がある。今日は良く晴れて最高気温が24度くらいまで上がったので、午前十一時ごろの段階で、シルバーマルチを張っていてもその下の地温は35度近くになってしまった。これでは苗が焼けてしまうので、急いでマルチをはがし、平積み出芽に切り替えることにする。
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 緊急避難で場所を移したが、路地に平積みだと温度が足りないと思うので、ハウスの中に移動せねばならんだろう。

 計画していたことは何一つうまくいかない。無事に発芽してくれるのだろうか。