来る日も来る日もラベル張り。
ラベル張りをするたびに思うのだが、
「酒屋で、うちの酒のラベルを見て、これがすべて人の手で貼られていると想像する人はどれくらいいるのだろうか? 」
たぶん大多数の人は、機械かなんかで貼っているものだと思っているだろう(僕も、酒屋で働く前はそう思っていた)。
製造量はせいぜい六百石に満たないくらいの小さな蔵だが、それでもすべてのラベルを手貼りすることを考えると、たまに気が狂いそうになる。
ラベルを貼ってくれる人がいなければ、商品として出荷できないわけだから、その仕事をやってくれる人がいるってありがたいことだな、と思う。
特に、ラベル張りに駆り出されるこの時期にはその思いが強くなる。今日この頃。