孤独の発明

主に米作りとか酒造りについて

スイートコーン播種

 久しぶりの休日に、本年一発目の播種。前進栽培のスイートコーン。

 どちらかと言えば高冷地に入る当地では霜害の危険性があるから、農ポリのトンネルを使って霜よけをする作型。

 去年までは極早生の品種を使って少しでも早くとることを目指していたが、今年からは早い作型は「ゴールドラッシュネオ」で統一。大きさと味の点で極早生品種は質が落ちるし、どうせ収穫時期が一週間も変わらないのだから、無理することはないかなー、と。ゴールドラッシュネオでも、播種日を前倒しにしたら、去年と変わらないくらいの時期に、去年よりも良いものを収穫できるはず。

 今年からは、スイートコーンの作り方を変えてみようかと思っている。

 まず、育苗温度を低くすること。

 スイートコーンの生育適温は25~30度だから、前進栽培の場合、温床で加温して25~30度をキープするのがセオリー。しかし、本圃に出てからは低温にさらされるので、生育適温で育苗された株はストレスを受けやすい、とか現代農業に書いてあった。

 だから温床で加温するにしても、20度くらいの低温で育苗したほうが、根張りが良くなるし低温のストレスにも強くなる、という話。たしかに、去年までは根鉢が弱くて定植に苦労していたし、出穂が早すぎて身が太らないといったこともあったから、今年からは育苗方法を変えてみようかな、と思った。

 それから、施肥設計の変更も考えている。

 トウモロコシは肥料食いの代名詞みたいに言われていて、確かに肥料さえやっておけば2Lサイズ以上のものが簡単に穫れる。ただ、無理矢理大きくしたものは糖度のノリが悪いし、転作田を使っているという事もあって、去年までは納得いく味のものがなかなか作れなかった。

 今年からは糖度を上げることを目標に、肥料のやり方を変えてみるつもり。

 皆造はまだだけど、頭が一気に農業モードになってきた。