孤独の発明

主に米作りとか酒造りについて

芽だし~緑化

 播種から48時間後に苗箱の様子を確認してみると、芽が出だしている!
 これで、発芽の失敗によって一作潰すという最悪の事態は免れた。芽出ししている二日間は、マジで、芽が出てこなくてどうにもこうにもならなくなる、という悪夢を見たので、本当に安心した。
 徒長させるよりも早めに出した方が良いだろう、と考えて平置きしてから56時間後に芽出し終了。
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 しかし、これはさすがに早すぎたか。発芽が早いものでも鞘葉が1割程度見える程度。後で本を読んで確認したら、鞘葉が5㎜程度伸びた段階が芽出し終了の適期という事らしいので、次からはちゃんと穿り出して確認することにしよう。
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 芽出し後は緑化のために不織布を被せる。この不織布は微妙に撥水性があり、上からかけた水が浸透しきらず、不織布の上で水たまりのようになって、それが土の表面と接することで、苗箱の土がヘドロのようなどろどろの状態になってしまう、という現象が起こった。
 「これは酸欠になって発芽不良を起こすかもしれない」と不安におもって、しかしながら手の打ちようもないので、芽出しに失敗してどうにもこうにもならなくなる、という悪夢のパート2をみることになったのだが、なんだかんだで芽は出てくれた。
 緑化開始から四日がたち、ほぼすべてのモミが鞘葉から不完全葉が出てきた。不完全葉が伸びて不織布の繊維に刺さりだしたので、そろそろ良いだろうと思って不織布をはいだ。、
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 微妙にばらつきがある。僕が今まで見てきた緑化終了時の様子とはあまりにも違うので少々不安。僕が今までに見てきたのはもやしみたいなやつだったから、たぶん間違ったやり方を見てきたのだとは思うのだけど・・・・・・まあ、明日から数日は雨や曇りの予報なので、この状態でも光にやられることはないだろう。
 とにかく初めてやることだらけで緊張する。事前に本でやり方を確認してはいるものの、やってみてから「ああ、あれはこういうことだったのか」と気づかされることも多い。
 一度やってみると、うまくいかなかった点の修正などもできてくるけど、その一発目が失敗したら取り返しのつかない栽培試験の品種だという事で、ただでさえクソ忙しい農繁期なのに、このままでは俺の寿命がストレスでマッハだわ。