乗用の溝切機を組み立てた。
簡易なバイクのような機械で、水田のなかに乗って入り、排水用の溝を切るためのもの。
収穫時に田んぼを乾燥させるだけではなく、中干しやガス抜きにも効果がある。
近年の異常気象によって、稲が渇水や高温に晒された場合でも、溝を切っておけば枯れることはないし、水管理によって高温障害を軽減させることができる。
今年はエルニーニョの影響で冷夏になりそうだと言われているが、これから地球温暖化がさらに進んでいくことを考えると、どうしても必要な機械だと判断した。
組み立ててから、軽く試運転。
しかし、水を張っていない田んぼだからか、車輪が空回りしている感じで、前進するためには地面を蹴ってやらなければ進まない。
大昔の、ペダルがなかった頃の自転車にのっている感じで、やたらと疲れる。
田んぼを一周して戻ってきたら、嫁さんが爆笑している。なんだ?とおもって、聞いたら、
「なんかガタイに対して溝切り機が小さすぎて、ボリショイサーカスの自転車に乗る熊みたいで超面白かった」
とのこと。
・・・・・・人に見られない時間帯に乗ったほうが良いかもな。