孤独の発明

主に米作りとか酒造りについて

機械機械

 来年から、三ヶ年計画くらいで、稲作の経営を7ヘクタールほど受け継いでいく事になった。事業継承に向けての準備をじわじわ進めている。
 今のところ稲作用の機械は一通り揃っているが、年期の入ったものが多いので、突発的な故障への備えと、数年以内には更新していくことを考えて、計画を立てていかなければならない。
 今ある機械の更新に加えて、良い米を作るためには、新しく導入したい機械とか設備も多い。
 肥料とか土壌改良とかみたいに、直接米の質に関わる要素もあるけど、乾燥機の能力やコンバインの馬力のように、作業の効率化によって間接的に作物の質に影響のある部分もある。
 どの部分にどの程度金をかけるのが、一番コスパがよろしくなるのかな? などと考えながら計画を練っている。

 機械を買う場合、一応国からの助成金もあるのだが、当然全額はでないので、今後必要になってくる機械を全て挙げると、金がアホみたいにかかることを思い知らされる。
 助成金によってどれだけ割安になるとしても、そもそも買わなければタダなのだから、それより安くなることはない。
 「あったら便利はなくても平気」などというけれど、そんなことは重々わかってはいるのに、機械の現物を見てしまうと、つい欲しくなってしまうのが人情である。悩ましい。